【6杯目】なぜ日本人はラーメンが好きなのか【考察回】

人気店の冷凍ラーメン通販「北海道屋台」です!

 

みなさん、ラーメンは好きですか?

食べたことがない、嫌いだという人を探すのが難しいくらいに愛され、

もはや国民食といっても過言ではないラーメン。

 

全国で約24,000ものラーメン屋さんがお店を出し、

即席麺の売り上げが2022年度に過去最高の59億9141万食を記録するなど、

日本人の麺好きは留まるところを知りません。

 

どうして日本人はこんなにラーメンが好きなのでしょうか。

私なりに少し考えてみました。

 

というのが今回のお話です。

 

構えず、気楽に。

最後まで読んでいただけると大変ありがたいです。

 

麺料理になじみがあったから

 

当時は名称こそ違いますが、

ラーメンが最初に提供されたのは1884(明治17)年、

函館の「養和軒」という中華料理店だと言われています。

 

しかし、「一般庶民が初めて目にした麺料理」というわけではありません。

日本には「そば」と「うどん」があるからです。

どちらも現在の細長い形の麺になったのは、江戸時代のこと。

大衆に広まり、どちらも落語のネタになるほど一般的になりました。

また、他にもそうめんやひやむぎなど、バリエーションは豊富。

つまり、新しい麺を受け入れる土壌は既にできていたわけです。

だからこそ大衆向けの麺料理として定着したのではないでしょうか。

 

依存性のある、おいしい組み合わせだから

 

少し前に放送されていたお茶のCMのキャッチコピーで

「おいしいものは、脂肪と糖でできている。」

というのがありましたが、

 

まさにこれ。もう、真理ですよ。

麺の糖質、ラード・背脂の脂質、

そこにスープの「旨み」が上乗せされているわけです。

おいしくない訳がない。

 

更に、麺に含まれる「グルテン」、ラード・背脂の「油脂」、スープの「旨み成分」、

これらには依存性があるともいわれています。

幸せホルモンと呼ばれる脳内物質、セロトニンドーパミンが脳に快楽を与え、

その味を覚えた脳が「またラーメンが食べたい!」という信号を送るのだそう。

 

こうして日本人は、ラーメンという名の幸せを定期的に欲してしまうようです。

グルメの話だけに、少し盛ってはいますが、

科学的にもラーメン好きな理由が裏付けられました。

 

日本人は魔改造大好き民族だから

 

日本人はたびたび外国から伝わった食べ物を発展させ、

本家を超える、「魔改造」とも呼べるようなアレンジを施してきました。

例えば、ヨーロッパにはないカレーパンやあんぱんなどの惣菜パンや菓子パン、

日本ではポピュラーな、ナポリタンや冷製パスタも本場イタリアには存在しません。

焼き上げたパンをわざわざ揚げたり、

モチモチ食感にするために茹でた麺を冷蔵庫で1日寝かすなんて誰が思いつくでしょうか。

更には佐世保バーガーをはじめとする、その土地ならではのオリジナルハンバーガーへと昇華させる始末。

もはや変態といっても差し支えないレベルです。

あくなき探求心なのか凝り性なのか、

日本人のDNAにすりこまれたクリエイティビティが黙ってないんでしょうね。

 

日本各地で独自の進化を遂げるラーメン

 

ラーメンも同じように、魔改造の結果さまざまな味やスタイルが生まれてきました。

中国から伝わった時には、清湯スープを使った塩味ベースの麺料理だったはずなのに、

日本人が好む「醤油」にアレンジしたことで醤油ラーメンが誕生します。

それが、浅草の來々軒です。

 

人気に火が付くと、東京都内や近郊でラーメンを提供するお店が増加。

しかし、関東大震災により店舗での営業ができなくなると、

店主たちは全国各地へ移り住み、屋台を引いて営業するようになります。

 

このころから戦前にかけて、それぞれの土地の気候風土、文化に根差したラーメンが生まれ育っていくのですが、いろいろ紹介していくと大河ドラマならぬ大河ブログになってしまうので、今回はここまで。

 

次回は、歴史の古いご当地ラーメンを紹介していこうと思います!

 

 

 

 

 

いかがでしょうか、

日本人がラーメン好きな理由、ご理解いただけましたか?

 

旭川に行ってみたいけど、なかなか機会がない

旭川ラーメンをまだ食べたことがない

既に旭川ラーメンのファンだという方、

大切な人に、あの店の味を届けたいという方、

ラーメンや北海道をこよなく愛するすべての方へ。

旭川から愛をこめて。北海道屋台がお送りしました。